事業計画書で必ず考えておくべき5つのこと

起業準備をしよう!となった時に具体的に何をすればいいのか分からなくなったことはありませんか?

事業計画書を作る、と一言で言うと簡単ですが、具体的にどんなことを考えればいいのかは分かりません。今回は事業計画書を作る際に例えばどんなことを考えればいいのか、にスポットを当てました。

資金面

開業資金ももちろん考えなくてはいけませんが、収支の計算は特に気をつけて行わなければいけません。例えば、新しく店舗をオープンする場合は以下のようなものがあります。

  • 開業後の1日の客数はどれくらいか
  • 客単価はどれくらいか
  • 水道光熱費はいくらくらいになりそうか
  • オープンさせたい地域に住む住民に多い年齢層は
  • オープンさせたい地域に他社同業者はどれくらいいるか
  • 人件費はいくらになりそうか
  • 融資を受ける場合はどんな返済計画になるか
  • 諸々を合わせて月にどれくらいの利益目標になるのか
  • 赤字にも黒字にもならないトントンの売上のデッドラインはいくらか

どの項目も非常に大事ですが、特に最後の二つは必ず考えないといけない数字になります。最低目標と理想目標を明確にしておかないとキャッシュフローの管理も行い辛くなり、気がついたら手元に資金がなくなり来月には倒産することが決まっている・・・なんてことにもなりかねません。

 

事業計画書

あなたは事業計画を立てる時にどんなことに注意すれば良いと思いますか?ターゲット、規模感、目的・・・人によって色々と考えられるものがあると思います。そう、事業計画は非常に自由なものなのです!だからこそ、終わりが見えない、なにをすればいいのか分からない、といった現象が起こります。

ここでは、事業計画を立てる際の取っ掛かりとなるきっかけと注意点をいくつかお伝えします

 

他社との差別化

あなたの事業は他に似た事業をしている会社がないオリジナリティあふれるものですか?違うなら差別化を必ずする必要があります。
似た事業をしている他社の中にはあなたのやっていないことやより良い商品を作ったり売ったりしているところがあるはずです。その中で勝負が出来るようにお客様に覚えてもらい常連となってくれるような特別な何かが必要です。

 

起業の規模を考える

あなたの起業は小規模ですか?大規模ですか?一口に起業と言っても資本金10万円から始まる起業もあれば1千万円から始まる起業もあります。そのそれぞれが同じ事業をして上手くいくと思いますか?ほとんどの場合、上手くいかないはずです。自分の起業規模に合わせて事業の規模も考えていく必要があります。

例えば、資本金が少なく簡単に出来る起業の場合、ネットワークビジネスやソーシャルアプリケーションなどが上手くいかない時に即時撤退できるのでオススメです。他にも小さなビジネスならばオフィスも小さなもので十分です。

たまに起業して社長になったら「なめられないようにできるだけ大きくて立派なオフィスを作るぞ!」という方がいらっしゃいますがそれは見当違いです。
変な見栄や肩肘を張らずにあなたの身の丈にあった規模の起業計画が成功を招きます。

 

需要を考える

上手くいきそうな面白いビジネスアイデアを思いついた時、「やった!」という気持ちになって非常に嬉しくなります。そのまま勢いづいて行動に移す場合も多いでしょう。しかし、ちょっと待ってください。そのアイデアはあなた一人が面白いものではありませんか?

事業を考える際に一番重要なことは需要があるかどうかです。いくらあなたが「面白い!」と思っても大多数の人が「つまらない」と感じたならそれは「つまらない」事業とされ売れません。お客様が本当に求めている物を提供する事業をである必要があります。

また、需要がない場合は作るという選択肢もありますが、こちらはあまりオススメしません。なぜなら需要を作ることは非常に難しいからです。
需要を作る事業は基本的には新技術を使った製品などに多く見られます。その新技術はほとんどの人にとって全く目新しい物で使い方や理屈が分からない物になります。

あなた自身を振り返って考えてみて、果たしてそんな得体の知れないものに手を出そうと思いますか?

結果として、ほとんどの人の記憶に残らずにその製品は消えてしまうことだと思います。

では、どういう製品ならば新しく需要を作りやすいのか。答えは革新的すぎないところにあります。
つまり、多くの人に馴染み深い製品を半歩ほど技術的に進化させた製品になります。身近な例でいうとスマートフォンがその最たる例になります。

タッチパネルが駅の券売機など各所に取り入れられ技術として受け入れられ始めたタイミングで携帯電話の発展形として発表することで多くの人が違和感なくスマートフォンを受け入れることが出来ました。お客様にとってはその製品を使っている自分をイメージしやすいことが重要です

 

まとめ

いかがでしょうか。これから何を考えなければいけないのか。または何を見直さなければならないのか。イメージがついたと思います。
また、一度、事業計画書を作っているという方もこれを機に見直してみることをオススメします。

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