株式会社を立ち上げるための5ステップ。用意する資料例など
起業しよう!そう思ってはいても会社の立ち上げ方がよく分からない。
そんな方はいらっしゃいませんか?
ここでは、そんな方に向けて株式会社を立ち上げる方法をお伝えします。簡単にまとめると以下の5ステップになります。
それでは詳しく見ていきましょう。
設立項目の決定
商号、事業目的、事業内容、本店所在地、資本金、自社HP、印鑑などあなたの会社の基盤となる情報をじっくりと考えて用意しておきます。
定款の作成
定款とはあなたの会社のルールをまとめた書類です。必ず作成しなければいけません。ただし、定款はインターネット上に雛形がたくさん用意されていますので自分で考える必要のない部分は引用することでかなり時間と手間を省略することが出来ます。こうして作成した定款は法務局にて認証を受ける必要があります。
登記書類の作成
例えば、以下の書類を用意する必要があります。
- 定款
- 登記すべき事項を保存したCD-R又はフロッピーディスク
- 発起人の決定書
- 設立時役員の就任承諾書
- 印鑑証明書
- 株式会社設立登記申請書
- 登録免許税貼付用台紙
- 資本金の払込証明書
- 印鑑届出書
一見、用意する物が多く大変だと思われるかもしれませんが、一つ一つの資料の作成はとても簡単ですのでご安心ください。
※会社の形態や業務等によって必要になる書類や枚数が大きく変わるためここではその一部をお伝えしています。
会社設立登記
用意した登記書類を元に会社設立登記を行います。その方法としては以下の3つがあります。
- 実際に法務局に言って申請する
- 郵送で法務局に送る
- オンラインで申請する。
どの手順で行ったとしても非常に簡単な手続きになりますのでご安心ください。書類不備等がなくすんなりと申請が通れば一週間ほどで登記が完了します。
開業の届出
登記が済んだからすぐに事業を始めました!・・・は絶対にしてはいけない行為です。実際には登記後も税務署や労働基準監督署に各種届出を提出して初めて事業を行うことが出来ます。
こちらも登記書類と同じく必要書類が会社の業態等で大きく異なるためおおよそどの会社でも求められる書類のみを以下に挙げておきます。
- 法人設立届出書
- 青色申告の承認申請書
- 給与支払事務所等の開設届出書
- 源泉所得税の納金の特例の承認に関する申請書
- 棚卸資産の評価方法の届出書
- 減価償却資産の償却方法の届出書
- 労働保険 保険関係成立届
- 労働保険 概算保険料申告書
- 雇用保険 適用事業所設置届
- 雇用保険 被保険者資格取得届
- 健康保険・厚生年金保険新規適用届
- 健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届
- 健康保険被扶養者(異動)届
これらの書類はとても大切な物ですのでどんな質問をされても大丈夫なように必ず練りこんだ書類を作成しましょう。
まとめ
以上が株式会社を立ち上げるまでの5ステップです。書類内容のこと等で後々に厄介ごとを持ち込まないようにするためにも初めからしっかりと書類を作成しておくことが必要です。税理士などと顧問契約を結び、会社の根幹部分まで深く相談しておくのも良いでしょう。あなたの作った会社が成功することを祈っています。
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